研究誌 Bamboo Journal
2026年 特別企画号 T2 2026~
タケとササの生物学:基礎から応用まで
小林 剛1・久本洋子2・福島慶太郎3・河合洋人1・小林慧人4・鈴木重雄5 編
1 香川大学農学部,2 東京大学大学院農学生命科学研究科,3 福島大学農学群食農学類,4 森林総合研究所関西支所,5 駒澤大学文学部
(竹林景観ネットワーク)
掲載開始:2026年8月24日
最終更新:2026年8月28日
序文
タケやササは,マツやサクラなどと並び,日本人の生活や文化に深く関わってきた植物です。その利用や管理にあたっては,タケやササの生物学的な特性を総合的に理解することが有用であるにもかかわらず,それらの情報が体系的に整理・統合される機会は多くありませんでした。本特集では,タケやササの分類,生活史,生態系への影響から管理に至るまで,これまでに蓄積されてきた科学的研究成果を幅広く紹介することを目指しました。(続きは上記PDFをご覧ください)目次
準備が整った原稿から順にPDFを掲載します。各原稿PDFの末尾に掲載日を記しておりますのでご参照ください。
【第1部 タケ・ササとは何か? その生物学的基礎】
- 1章 タケ・ササの生物学的特徴
- 解説1 タケ・ササ類の外部形態とその呼称
- 解説2 温帯のタケ・ササ類の物質生産と物質配分の季節変化
- 解説3 タケ・ササ類の開花時〜開花後の振る舞い
- 附章1 クローナル植物としてのササの生理的統合
- 附章2 タケ・ササ類の遺伝構造と個体群動態
- 解説4 タケノコ発生の分子機構
- 2章 タケ・ササの分布と分類
- 解説1 日本の山の尾根筋に広がる「ササ原」の不思議 (西脇亜也) New!
- 解説2 走査電子顕微鏡で観察したササ類の葉の表皮構造
- 附章 光強度と撹乱への反応に基づいたタケ・ササ類の機能分類 (井鷺裕司) New!
- 3章 タケ・ササの開花と結実 (北村系子) New!
- 附章1 ササは進化の袋小路にいるのか?:一回繁殖型の検証
- 附章2 マダケ属のタケ類に見られる開花周期と開花規模
- 附章3 タケ・ササ類における開花遺伝子とその役割
【第2部 タケ・ササが作り出す自然環境とその特徴】
- 4章 タケ・ササの生活史特性は群落~生態系にどのような影響を及ぼすか?:モウソウチクの環境応答の地域間差を軸として
- 解説1 群落森林生態系の物質生産と生態系の物質循環
- 解説2 葉の栄養状態や生理機能の指標としての葉重/葉面積(LMA)
- 5章 モウソウチク林における水循環:他の森林タイプとどのように違うのか?
- 解説1 森林の公益的機能と水循環の密接な関わり生態系における水循環
- 解説2 タケ・ササと自然災害
- 6章 モウソウチク林における物質循環
- 7章 林床に生育するササ類が森林の炭素・窒素動態に及ぼす影響
- 解説1 葉面積指数(LAI)とその活用
- 附章 タケ・ササ群落の土壌の特徴と成因についてタケ・ササ地の土壌の特徴の原因と結果について考える
- 解説2 土壌中の物質の動態の見方
- 解説3 降水・渓流水の扱い方
【第3部 タケ・ササと他の生物そして人間との関わり】
- 8章 ササ類が生物多様性と植物群落の更新に与える影響
- 解説 ササ類の開花と実生の食害が人々の生活に及ぼす影響 (柴田昌三) New!
- 9章 竹林分布の変遷とその景観の特徴
- 解説1 ササの利用と日本人 (柴田昌三) New!
- 附章 里山の生物相と森林の更新に対するモウソウチクの影響 (小林剛ほか) New!
- 解説2 東南アジアのタケの利用と竹林景観
- 解説3 ササ型草原とササ型林床:その管理と利用 (西脇亜也) New!
- 解説4 タケノコ生産林の集約的管理
- 解説5 タケの組織培養とその活用
- 解説6 タケ類の管理と防除
ここでいう“URL”には、原稿を開いた際に表示される https://bamboo-journal.com/PDF/T2/BJ_T2_**********.pdf のようなURLをご記載ください。